かりんとう饅頭が気になるこの頃
唐突ですが、最近気になったエピソードがあるので、メモ。
昨年10月くらいに実家の九州・宮崎に帰省した時に「かりんとう饅頭を買ってきて!」と言われました。
それまで存在すら知らなかった「かりんとう饅頭」。
食してみると、たしかにおいしく、次回の帰省の際にもおみやげにしようと考えていました。
宮崎にも、こんな新しい銘菓ができたんだなぁ、としみじみしていたわけです。
それから季節が去る事数ヶ月。
川崎の丸井で、かりんとう饅頭の店頭販売をする告知を目にしました。
「おお、あの時のかりんとう饅頭。少しずつ知名度を上げてきているのね」なんて思っていたのですが、いざ購入すると「横浜銘菓」なる文字が……。
「ん? これって、宮崎のお菓子じゃないの?」と思い、Wikipediaを見てみるとさらにびっくり。
どうやらもともとは、福島のお菓子なんですね。
ただ、発売開始が2001年と、とても新しい商品。
歴史がないだけに、地方とのイメージの結びつきも弱く、いろんなところで真似されるのも仕方ないのかもしれません。
今度は「あくつ屋」さんのかりんとう饅頭を食してみたいものです。
第180回
短編小説第180回目です。
年末だから、というわけではありませんが、今回は2回連続、前編と後編にわけてやってみたいと思います。
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トビオは全速力で泳いだ。血管がちぎれそうになる程全身に力を込めて身を乗り出したが、マルオはすいすいと先を泳いでいた。
「ちくしょう。こんな時でもマルオに勝てない……」
トビオとマルオは若い飛び魚だった。海からその身を投げ出して、空と水面の間を切り裂く。その感覚がたまらなく好きだった。
今の二人は、逃げていた。村長が知らせてくれた戦争。突如始まったそれによって、村の大部分が死んだ。鉛が降ってきたと思うと、急に爆発して、一瞬でみんなぶっ飛んだ。
戦争は、知らないどこかで行われているらしいが、ここにいる限り、自分達は皆殺しになることは明らかだ。……逃げなければいけない。
「お前はいつだって俺に勝てないな」冗談めかしてマルオが言った。「太陽ばっかり見てるからだよ。今日は……今日だけは付いて来いよ」
トビオは何も言い返せなかった。口を開くと、泣きたい衝動にかられる。
空と水面の間だけではない。いつか、太陽に向かって垂直に飛んでみたい。ロウの羽とやらを溶かしてみたいのに。戦争と言われるまでは、いつだって心にあったことなのに、今はどこか、どこか昔のことのようだ。
どうして、こんなことになった。
どうして、いつも負けてばっかりなんだ――。
「なあ、戦争ってさ、やっぱりトリが攻撃してきているのかな」マルオが言った。「大人達って、俺達が海から飛んでいると、いっつも血相変えただろ?」
「マルオは、トリを見たことがあるのかよ?」
「見たことないけど……こんなひどいこと、トリ以外に誰がやるんだよ」
マルオは喋りながらも、海を進む。今日もトビオは、彼の後を追うしかなかった。
逃げろと言った村長や大人達は、突然やってきた爆発によって、海の塵となった。
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短編小説第180回。
テーマは、後編を掲載してから発表しますね。
実は、一度やったことのあるテーマに再挑戦してみました。
台湾に行ってきました。
去年の年末のことですが、台湾に行ってきましたので、いろいろと写真を載せておきます。
成田から飛行機で3時間ほどで台北には到着しました。
飛行機での移動は毎度のことながら、手荷物検査などの準備段階の方がやっかいな感じ。
ホテルには、さっそく台湾のお菓子、パイナップルケーキがおいてありました。
さっそく有名なカフェ『春水亭』へ。
待ち時間で台湾元(ドル)をじっくり眺めました。
お餅もちもち。
この旅は、ほとんど食い倒れの旅と言っていいと思います。
市内を散策している内にあっという間に日が暮れたので、牛肉麺をいただきます。
トマトの酸味が効いてておいしい。
このお店、ジュースは好きなのを勝手に取れ方式でした。
20元。
日本円で約60円。
さっそく物価の安さを体験できました。
二日目は、ツアーを組んでもらっていたので、台北近辺をがんがん観光します。
パッケージツアーなんてはじめてだったのですが、私はあまり歴史に興味がないので、旅が毎回「町並みを知る」事に専念してしまいます。
強制的にぐるぐる連れて行かれるのは、私にとっては逆にいいものだと思いました。
写真は、台湾ツアーなら誰もが観るであろう衛兵交代式。
東アジア随一の高さだという台北101にも連れて行ってもらいました。
高いところには興味はありませんが、台北の地形や街の区分けが軽くわかったので、これは意外に収穫がありました。
お昼は小籠包の名店『鼎泰豐(ディンタイフォン)』へ。
台湾旅行の主な目的が、小籠包が食べたい、という理由でしたが、込んでいる店には多分自分では向かわないので、本当に儲けものでした。
ツアーバンザイ!
龍山寺や中正記念堂にも。
台湾人にとって、蔣介石は、そんな紹介したいような気持ちのいい人物なんだろうか、と疑問に思いつつもそこは、スルーで。
ツアーだし。
夕方には、千と千尋の神隠しで有名になった九ふんへ。
もともとは、金山として有名だったという九ふんは、景色もいいです。
阿妹茶館(あみちゃかん)で夕食をとり、しっかり千尋のお父さんの気分です。
三日目は、自分達で行動。
といっても、ほとんど歩くだけです。
台北駅は、なんだか仙台駅や盛岡駅を思い出しました。
三日目のお昼は、これまた日本にたくさんお店があるという『京鼎樓(ジンディンロウ)』へ。
台湾のお店は、なんというか、小綺麗でなく味があるので、とてもおもしろいです。
もちろんおいしくて食い過ぎました。
夜はぷらぷら歩いてぶつかったお店へ。
もともと旅行は、こうやってその辺のお店に寄るのが好きでした。
このお店も二人で95元。
日本円で300円もしない夕食。
味もすごくよかったです。
こういう偶然入ったお店でも、日本語があるのが、本当に旅行しやすいです。
(英語は、日本人と同じくらいのレベルに感じました。つまり、通じないと思った方がいいです)
こんな感じで、台湾食い倒れの旅でしたが、この期間(12月末)の台北は最高気温25度ほどにもなって、非常に過ごしやすい気温でした。
台湾は冬に行くのがおすすめです。
スタバで初ドヤリ中
初……と言っても、もちろん今年初という意味で同じ様な事は、去年までもやっていました。
というよりも、ドヤリとは一体何なのか、わからない方も多いのではないでしょうか?
スタバでドヤる、ドヤリというのは、MacBook Airをスターバックスにもちこんでなんらかの作業をやる、という行為の事です。
2ちゃんねる、特にVIPと言われる界隈で生まれた言葉で、主に「どうせネットサーフィンとか、ワード、エクセルとか、大した事はやってないんだろ? そのくせ、必要もないMacBook Airなんか持ってかっこつけやがって」という僻みから来ています。
まあ、彼らも自身でわかっている通り、家に籠ってわざわざPCで2ちゃんねるをやっている方がよっぽど不健康で非生産的な行為であり、スターバックスにてなんらかの作業をやっている方が、経済活動には貢献しているわけです。
(そもそもエクセルを大した事ない作業、と見るのはおかしく、ぴんからきりまであるわけですが……)
それでもスターバックスというのは、お客さんがたくさん来る場所でもあります。
お店の人の迷惑にならないように、込んでいる時はコーヒーを飲み終わったら、たとえ作業が終わっていなくても帰るようにはしていますが。
あけましておめでとうございます。
正月もだいぶ過ぎてしまいましたが、iHatenasyncをiPhoneにインストールしたので、もう少しアップ頻度をあげたいものです。
今年もよろしくお願いします。