今日はちょっと(?)不思議な話を

短編小説第115回、『奈落』には、難儀しました。
物語を仕上げるのに苦労した、というわけではありません。(いぇーい、簡単だったぜ、という程の実力はありませんが)
まるで呪われてしまったのか?
と、我を疑ってしまう出来事に見舞われたのです。


と、言っても、大したことではありません。
ファイルが消えたり、壊れたりするのです。
作成したファイルの喪失は、たくさんの方が経験され、悲しみにくれたことと思いますが、この『奈落』のテキストファイルが、その対象でした。


1回はよかったのです。
ファイルが壊れていると知ったときは、どっと疲れましたが、「これを機に、もっとちゃんとしたものにしよう!」と立ち直りました。
しかし、二回目は紛失です。
また、この『奈落』のファイルです。
なぜ? Why? ほわいは、なぜに?


妙だと思ったことは、紛失、損壊の対象が、この『奈落』のファイルに限られていることでした。
ひょっとして、ポルターガイスト現象?
ああ、俺もついに、タブーに手を出してしまったのか?
やべー、お払いしなきゃ……。
私一流のあほな考えが頭をよぎりました。
ぱっと聞いただけでは、確かに、気軽に手を出す言葉ではないようにも思えます。


ですが、この言葉、もっと単純に歌舞伎や演劇などの舞台下、と取った方が正しいのではないか?
一度は、このテーマを途中で切り上げることも考えたのですが、なんとか終えることができました。
今のところ、私は無事です。


長いことやっていると、不思議なことがあるというお話でした。
あ、あなたの後ろ……。