案外うまかった『きんかん』という小さな球体

実家の宮崎に帰った際に、店頭にきんかんが置いてあるのをよく見かけました。
ああ、そんな季節だなぁ、と思いつつも、「こんな地味なもの、売れんのかい？」と訝しむ気持ちに。

一緒にいる親に聞いてみたところ、「最近は、そこそこ売れているとのこと」
私が小さな頃食べていたきんかんは、甘く煮付けてあるものの、それでもすごくにがすっぱくて、あまりいい思い出はありませんでした。

親「たまたまは、甘いYO」
私「たまたま？　なんつー商品名だYO」
親「このまま食べられるし、結構人気なんだYO」
私「え、このままって皮付きのままかYO？」
親「そう。皮付きのままだYO」
私「え、まじで？　皮付きのままかYO？」
親「そう。皮付きのままだYO」
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以下、５回ほど繰り返し。

そんなに興味あるんなら、食わしてやるよ、と送っていただきました。

「僕はね、こう見えても、チョコレートばっかり食ってる甘食系男子（３０過ぎ）だよ？
きんかんなんて、じーさんばーさんが食べるものでしょ？」