家を買う方法の一つ

ひょんなことから、ヤフオクに住宅が出品されていることを知った。



Yahoo!オークション 不動産


もちろん場所や家屋の状態を問わなければ、の話だけど、本当に破格値で物件があるにはある。


その昔Web上で住宅ローンシミュレータなんか作った経験のある私としては、「(家なんて)買えるもんじゃねーーえーー、ぴーぴーぴー、ぴーぴーぴー、ぴーぴーぴー、ぴーぴーぴー……」と思っていたのだが、これならば、買えるんじゃないか、といらぬ夢を持ってしまう。


しかし、勝間和代さんもその著書でよく仰られているが、所有欲を満たそうと考えない限り、個人ファイナンス的には、持ち家はまだまだ損。
やっぱ買ってもしかたがないよね。通勤圏内だと、ヤフオクの魔の手も届かぬほどの値段に戻るし、と現実に戻された。


私が家を欲するシチュエーションは、どういう時だろう?
って、考えると、子供、家族を持って「帰ってくる家」という象徴が必要なときだろうと思った。


特に子供が大学生や社会人になって、遠くに離れたとき、帰省してくるのが借家だとちょっとむなしいんじゃないか、と思うのだ。
まあ、そんな世間体を気にする子供に育っていたら、はり倒すけど。


そこでこんなのは、どうだろう?
ひとまず定年までは賃貸住宅で暮らすのだ。
理由は、やはり通勤がメイン。
たとえ一国一城の主になれるといえども、通勤に二時間とかかけるのは、人生のムダだと思う。(電車の中での勉強は、やはり家の中ほど集中できない)
引っ越ししなければならないシチュエーションにも、賃貸ならば充分対応できる。
そして引退……ってなったときに、いざ改めて超破格値の中古住宅を買うのだ。
超破格値といっても、千葉や埼玉県内に物件があるので、「たまには東京さいくか」にも十分に対応できる。


私はまだ引退間近の中年ではない。
もちろん、ヤフオクにこんな物件が出ているとも限らない。
十年一昔だし、ネットの世界は、私の感覚としては、その五倍ほど早い。
ただ、今現在としては、こういうプランもありなんじゃないかな、と。