君(はてな)は僕(ユーザ)のことをどう思っているの?
友人が、はてなダイアリーについてブーたれていたので、改めて考えてみた。
はてなにとって、ユーザとは何なのだろう?
これは、悪く言っているわけじゃなくてスタンスがわからないのだ。
なぜかというと、はてな村というかたちのないものの存在、そして放置という状況があるから。
そしてこれだけコミュニティがワイワイ騒いでいるにもかかわらず、はてな自身が回答した記憶がないから。
たとえばミクシィさんは、コミュニティそのものをサイトのベースにしているので、mixi.jpという空間がどのような雰囲気になっているのかは、かなーり気を遣っているように思える。
追加機能もバグ修正も、儲けとコミュニティ運営のバランスを考えたものだ。
はてなは、どうだろう?
はてなのユーザは、かなり独特だ。
理由の一つに、私のような「古株」のユーザが多いっていうのもあるだろう。
IT技術者が、「お、わかってるじゃねえか」というひいきで広まっていったというのもあるだろう。
そのせいか、はてなのユーザに対する意思表示も、一般的なコミュティ保持サイトとスタンスが違う。
ユーザと運営の間に壁を感じるのだ。
「ユーザはユーザ、我々はてなははてな、別もんでしょ、こっちに言わないで」というつき離しを感じる。
私だけか?
だって、彼らが何か明確な回答をした憶えがないんだもの。
友人が文句を言っていた細かいバグも、当分修正されることはないだろう。
はてなアイデアもあるんだし、直してほしかったらそれできちんと言ってよ、という盾もある。
語弊を恐れずに言うと、はてなは純粋な会社、われわれは純粋なユーザではないのだ。
はてなは研究室であり、我々ユーザは見守るパトロン的なスポンサだ。
デベロッパとクライアントの関係ではない。
ただ、はてなみたいに少人数精鋭でサービスを運営している会社にとっては、これも一つのやり方なのだろう。
大資本がある会社では、決してないし。
繰り返し言うが、悪く言うつもりはない。
けど、気になる。
これがはてなの将来にとっていいことなのか、どうか。
追記
だからといって、本当にはてなが嫌いではない。
できることなら、彼らと同じフィールドで仕事をしてみたい。