2007-05-03から1日間の記事一覧

第22回

短編小説第22回。 昔のものの移しですね。 - 正月も6日を過ぎると、人込みどころか、神職一人見当たらなかった。サトルはコートのポケットに手を突っ込み、参道の砂利を楽しむ。白い息の消えた先に、たくさんの絵馬がかかってあった。 静止し、もう一度歩き…