短編小説、ようやく第54回です。 - 周りの騒がしさに反して、遥はとても静かな気持ちでいた。母の手に自分の手を置くと、子守歌すら聞こえてくるような気がする。歌っているのは、まだ若い母。聞いている自分は、とても小さい。まだ子供――。あの頃、この固い…
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