Amazon Kindle Fireは、ニッセンのカタログ


※最初にお断りしておきますが、Kindleをバカにしたり、ニッセンのビジネスモデルを揶揄したエントリでは、ございません。


iPad miniも発売され、いろいろと物欲……というか、こうして喫茶店でもの書くのも、次はどういったものがいいんだろう、ともんもんとする毎日ですが、2ちゃんでおもしろい表現を見つけました。

Kindle Fireは、ニッセンのカタログみたいなもんだからな」


というものです。
(実際はもう少しひどい言い方だったのですが、(^^;))


これを読んでなるほどなあ、と思いました。
会社のおじさまなんかの話を聞いていると、低価格のAndroid tablet として期待されているみたいですが、実際Kindleは、AndroidがすっぽりAmazonサイトをかぶったようなものようです。


もちろんAndroidとして使用することは可能ですが、ブラウザはすべてAmazonのプロキシを通って外部サイトへアクセスし、マーケットはGoogle Playではなく、Amazon独自のものだったりと、Androidを楽しんでいる方が期待されているような「自由な世界」ではありません。


さらに、すでに発売されているKindle PaperWhiteを使用されている方は、おわかりいただけると思いますが、基本的にKindleというものは、「自分の持っているコンテンツ」と「Amazonがおすすめしてくるコンテンツ」の2つだけが、その主要な成分です。


Kindle Fireは、PaperWhiteよりもさらにビデオや音楽といったコンテンツが、がんがんにおすすめされてくるでしょう。
Androidというよりは、ニッセンのカタログのように、「買ってほしいコンテンツ」ばかりが並ぶデバイスになるのです。


Kindle Fireは、HDも含め、非常に低価格で提供されます。
消費者である我々は、そこにしびれる、あこがれるぅ訳ですが、「楽しむ」というスタンスを一度明確にしないと、ただ単純に消費されていくデバイスになってしまうかもしれませんね。
(もちろん、大部分の方は、コンテンツを楽しむ、という意味でKindleは、非常にいいものなのです)