あんまりにも静かなるリリースだったMac OSX Mountain LIon


まだ正式なリリースではなくデベロッパプリビューですが、先日Mac OSX Mountain LIon、つまりMac OS Xの次のバージョンが発表されました。


アップル - OS X Mountain Lion。さらなる革新をMacに。


この発表、長年のMacユーザほどびっくりしたんじゃないでしょうか?
なにせ、いつのまにかサイトの更新があっただけの、非常に静かな発表だったからです。
いつもなら、WWDCで大々的に発表されていたものです。


●今回はマイナーアップデート?
しかも、今回も一見「マイナーアップデート?」と思わせるような名前の付け方です。
現行の10.7が、「OS X Lion」のところ、今度の10.8は、「OS X Mountain Lion」です。
一応違う生き物にはなっているものの、名前的には「Mountain」がついただけ。
これは、10.5→10.6へのLeopard → Snow Leopardを思わせます。
アップルは、100以上の新機能を歌っていますけど、そんなにアップデートがない印象がついてしまいそうです。


Appleの狙いは、こんな感じ?
なんとなーくですが、アップルとしては、「パソコン用OSとしての最前線」にいることと、「収益」の両立を狙っているのではないかと思います。
どういうことかといいますと、パソコン、いえ、ネットの世界は、最新の機能が、無料でリリースされるのが、常。
それにつきあうのではなく、会社としてのバランスを取る方法が、今回のようなマイナーアップデートに見えるけど、リリース間隔の短いメジャーアップデート、ということです。


●成熟期をとっくに迎えているパソコン用OSの戦い方
技術についていかなければ、見放されるけど、フリーだとお金がとれない。
アップル的に収益をあげたいから、Snow LeopardやLionのように価格を価格をかなり抑えるけど、技術的には最新のものを提供するからお金を取るよ、というスタンスではないかということです。


でもユーザにはあまり違いがわからないから、やはり値段をさげる必要はあるんでしょうね。
これが今のMac OSの戦い方なのか。