本を新陳代謝させるお二人だからこそ、残ることに意味がある。 神田晶典 勝間和代『10年後あなたの本棚に残るビジネス書100』
10年後あなたの本棚に残るビジネス書100
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このお二人のファンだから、というわけではないけど、なんとなく、何をおすすめしてくるのか、おもしろそうだったので、読んでみた本。
というよりムック。
冒頭で神田さんがおっしゃっているように、「ここに載っている本を1冊ずつ買っていく」なんてことをするのが、一番やってはいけないことだと思う。
ビジネス書ブームの中で、一番困った連中が書かれてあることを鵜呑みにする連中。
きちんと自分の力量や状況にそぐうものか、そしてなにより自分がそれを読んでどう思うのかを租借しようともせずにそのまま受け入れてしまうことに対し、むしろビジネス書を記されているお二人がテーマが比較的自由なムックできちんと警告されていることがすばらしかった。
本のおすすめ、ということには代わりはないのだけど、「なぜ」その本がおすすめなのかコメントをつけていらっしゃり、そのまとめなので、お二人が普段から思ってらっしゃる基本テーマみたいなものが、見え隠れしているという点で、なかなか興味深い本。
★★★☆☆