慣れているほど、読むといいかも。 森博嗣『λに歯がない』
λ....
λ....
λ.... λ....
こうして書くと、人が左に向かって歩いているようにも見えなくもないλ（ラムダ）。
森博嗣作品になれている人なら、同氏作品の中で異質ということで。
あと、建築的観点に触れたいという方が読んだ方がいいかも。
さて、ここからは、ネタバレ含みます。
『読んだ方がいいかも』の理由は、もちろん楽しめるから。
一つめの『異質』は、森作品の中で、ここまで直接的に「復讐のための殺人」があっさり描かれていることはないから。
もう一つの「建築的観点」は、免震というか制震構造を逆手に取ったネタがあって、ああ、なるほど、と思えるから。
Gシリーズは、最初から「編集部がシリーズでやれってよ、このヤロウ！！」感があるので、だんだんあっさりしてくるね。
★★★☆☆
