1巻の感想も書いたのに。『狼と香辛料II』
- 作者: 支倉凍砂,文倉十
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2006/06/10
- メディア: ペーパーバック
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やばい。
これはおもしろい。
ただでさえ少ない読書カテゴリを森作品とともに、寡占してしまいそうだ。
しかしこれ、すごく説明だらけなんだよね。
Aがどうなって、Bになった。
というあらすじだけをたどれば、実は半分の200ページぐらいで
済むんじゃないか、って思う。
だが嫌にならない。
登場人物の行動やセリフが、なぜそうなのか、というのを
結構テンポ悪く挿入してくるのに、
ふんふん、へぇーと楽しんでしまう。
……趣味、変わったか自分?
あとがきで知ったのだけど、この作者さん
せっかく賞をとったお金の半分を株に費やしてしまったのも、
なんか楽しめる。デイトレやってるのかな?
商売と言うか、お金には甲子園以上に魔物が付き物。
その裏腹さが、経験となってプロットに盛り込まれているから面白いのかな。
★★★★☆