国立新美術館に行ってきた。


友人に連れられて、国立新美術館に行ってきました。
つーか、前日に急に行かないか、と聞かれて予定の入っていた我々は
夕方17時から入館するという意味あるのか、な
行き当たりばったりプラン。
モディリアーニ展は観ることはかなわなかったけど、
実は建築デザイン専攻出身として、とりあえず建物は見てきました。



設計したのは、マスコミに変人のイメージを植え付けれられて
亡くなった感のある黒川紀章先生。
写真にあるように、有機的な印象のあるこの美術館ですが、
なかは結構まとも。ぐるっと周りこむように管内を歩かせる設計は、
さすが大御所と言う感じでした。


私の好みで言えば、この有機的な曲面を最後まで通して欲しかったんですが、
友人に言わせれば、「それをやってしまうのが妹島和世で、
機能面を考えて一歩引くことができるのが、黒川先生」だそうで。
思わぬところで趣味が出た。



ケチつけるようでアレだけど、
この写真のように「作ったけど運営してみたら、
やっぱり使えませんでした」的な部分は、我々コーポレートインハウスの
デザイナからみると、ヘタクソなんだよなあ。
建築家先生方は、「我々の高尚なデザインが、運営の連中にはわからない!」で
済むんだろうけど。




一押しの空間は、カフェとレストラン。
曲面に合わせて宙に浮いたように見え、この浮遊感はきっと楽しいはず。
(時間がなくて入らなかったけど)
下はトイレなどのユーティリティになっていて、
水を使う場所をきれいに収めていました。
高低差のある収め方だから、食事をしていても気にならない。さすが。


館内は、なんか妙に退廃的なのんびりムードが
漂っていました。
まだ開館したばかりと言える時期の休日なのに、これでいいのか?